《1》伝統工芸・⺠芸品
《2》静岡らしい商品
《3》伝統・歴史・文化のあるものを残したい
静岡の伝統工芸品や歴史・文化を残していってほしいという思いから選ばれた商品です。
戦国時代に今川義元公の家臣が戦勝祝いに揚げたのが起こりとして伝えられる「駿河凧」。静岡県中部に伝わる凧で、エラを張ったような独特な形状から「駿河のイカ凧」とも呼ばれていました。元来は玩具ですが、凧揚げの機会が減少した現在では、土産物や縁起物、また子どもの成長を願うお祝いの品として親しまれています。現在、駿河凧を製作しているのは凧八ただ一軒。五代目の後藤光さんが継承しています。ひと組ずつバランスをみて削られた竹ヒゴは、高く揚がるために作られたもの。縦に三つの糸目をつけた駿河凧は揺れながら上昇します。空によく映えるよう、染料で彩色された鮮やかな凧絵も特徴のひとつです。伝統的な「武者絵」「歌舞伎絵」「童子絵」のほか、三代目の絵馬から復刻した干支凧も人気があります。