《1》伝統工芸品である
《2》ご飯が美味しく感じる
《3》使っている
メンパに詰めるとご飯が美味しく感じられるという声が多数。実際に長く愛用しているという方も多いようです。
静岡の伝統工芸品のひとつ、井川メンパ。ツヤのある漆塗りが美しい曲物のお弁当箱は、軽くて丈夫、ご飯が美味しく感じられると人気。現在は半年待ちというほどです。静岡市の山間部、大井川上流の井川では、古くから曲物が盛んに作られてきました。金山が栄えたことから、採掘や水替えに使う柄杓や曲桶が必要とされたためともいわれます。江戸時代後期には農家の副業として曲物が作られ、近隣に販売されていました。この曲物に漆塗りが施されるようになり、井川メンパと呼ばれるようになりました。かつては何軒もメンパ職人が存在しましたが、現在、静岡市内で製造しているのは、望月家の六代目となる栄一さんただ一人。主に静岡産のヒノキを使い、木材の加工から漆塗りによる仕上げまで、全ての工程を一人で行っています。